Music is Life

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プロフィール

1967年1月19日生まれ。

1998年からヤマハのヴォーカル科の講師として、歌いたい人の手助けとなれるように指導をしてきました。音楽の専門学校や文化講座などでも、ボイストレーニングや歌唱法を伝える仕事をしていました。

僕の音楽のバックグラウンドは、1970年代後半から80年代にリアルタイムで聞いてきた歌謡曲やニューミュージックといった日本のポップスと洋楽、そして主に大学時代の音楽サークルでの様々なバンドで歌った曲たちと、そこから好きになった黒人音楽です。

具体的には、坂本九、野口五郎、西城秀樹、沢田研二あたりから始まり、80年代は松田聖子、山下達郎、佐野元春、大瀧詠一に大きく影響を受けます。

79年から洋楽を聴き始めます。文化放送の「Pop Town Express」という小林克也さんがDJをされていた番組があり、この番組で、Billy Joelと出会いました。「去年の夏に流行ったナンバー、ビリー・ジョエル、Stranger〜」と曲終わりに克也さんが言いました。この曲を聴き始めた時に、一体誰のなんて曲だろうと待っていた僕にとって、この瞬間、僕の中に稲妻が走りました。衝撃です。あの時の空気感や匂いも懐かしく思えるほど、覚えています。素晴らしい曲だった。今もなお、色あせることなく素晴らしい。そこからはアルバム52nd Street、The Stranger、Turn Stiles、The Piano Manを聞き込みます。

これが僕の音楽人生の始まりです。

ギターは小学5年の時に買ってもらい中1の頃には明星や平凡の付録の歌本を見ては弾いて歌っていました。

中2の冬に初めてオリジナル曲を作りました。

高校時代は曲を作ってヤマハのポプコンに出したり、デパートの催事場で自分の曲だけを弾き語りで歌って初めてギャラをもらったり、バンドでライブしたりヤマハのイーストウエストに出たりしてました。

大学時代は音楽サークルで出会った仲間と達郎や角松あたりのカバーのバンドを皮切りに、先輩に誘われてやったチャーのカバーバンド、また別の先輩に誘われて加入したオリジナルをやるバンド、ブラックコンテンポラリーやソウル・ファンクをやるバンド、佐野元春コピーバンド、松田聖子コピーバンド、ビリージョエルコピーバンドなどなど、いろいろと歌ったりギター弾いたりしてきました。

大学4年の夏、バイクで交通事故に遭い、左手の小指を損傷したことで、ギターが弾けなくなり、また就職せずにプー太郎しながら音楽をやっていこうと思っていたけれど、それも厳しいと思い直して新潟に戻り就職します。そこから3年ほどは少し音楽とは距離を置きますが、ドラムを習ったり、それまで歌以外に興味がなかった僕が歌ものじゃないものも関心を持つようになり、鼓童を見に佐渡に行ったり、パット・メセニーやデイヴィッド・サンボーンを聞くようになったり、大学時代にもらったテープに入っていたネッド・ドヒニーとドナルド・フェイゲンに感化されスティーリー・ダンにはまったり、そこきっかけでボズ・スキャッグスやホール&オーツなどのAOR・ブルー・アイド・ソウルあたりを聞き直したりしてました。

久々に大学時代のオリジナルをやっていたバンドのメンバーと遊びのバンドを一回やったのがきっかけで、その時のギターが新潟にいたこともあり、またバンドをやろうとなり、メンバーを募集してSoulFunkのカバーをやるバンドを組みます。Hot Powerという名で活動し何度かライブしますが、人間関係は難しく長続きはしませんでした。でも、この活動の時に出会った人たちとその後別のユニットで関わっていくことになります。

ロック、ジャズ、ソウル、ファンクなどなど、様々な人たちといろんなバンドでやりました。その頃にマーヴィン・ゲイやスティーヴィー・ワンダー、ジェイムス・ブラウンなどのソウルシンガーを再認識してよく聞き歌うようになります。

ボイストレーニングを受けたりピアノを習ったりもしました。ギターも指がなんとかいうことを聞いてくれるようになり、また弾けるようになりました。

だんだん、また音楽で生きていきたいと思うようになります。仕事にも身が入らなくなります。紆余曲折がありながら、とりあえずバイトでしのいでいた時にやっていたバンドがきっかけでヤマハの講師を薦めてくれる方がいて、そのバンドの中にも講師をしている方がいた為相談に乗ってもらい、ちょうどタイミングよく新潟のヤマハにボーカル講師の空きが出るところで、ヤマハに紹介してもらいました。

まずは、ギターを持って3曲歌を聴いてもらう仮のオーディションを受けました。直後にその時東京からわざわざいらしてくださっていた淡野保昌氏が「こういう人に講師になってもらいたいねぇ」とおっしゃっていただいたこと、今でも嬉しくありがたく、泣けてくる思いです。

そこから講師採用の本試験受験のために、音楽理論や譜面読みやら色々とやり直しました。試験は筆記と実技で、音楽力が計られます。歌はずっと歌ってきましたし、バンド歴も長かったので、バンドの仕切りなんかには自信はあったのですが、譜面を見て歌うということをほとんどやってこなかったので、それはきつかったです。初見で譜面を見て歌う試験は全くダメ。下見時間を与えられてバンドで一曲演奏してもらって歌う試験もデタラメを歌ってごまかしながら、ギターソロの出しやらエンディングの締めなどでお茶を濁しました。

でも試験の終了後、前出の淡野保昌氏に僕どうでしょうかね?と聞いたところ、「譜面なんて、講師3年やってりゃ、読めるようになるよ!」と言ってくださり、1998年春より新潟ヤマハでボーカルの講師を務めることになりました。

それから20年以上経ちました。最初は何をどう教えるのかさっぱりだったこともあります。いろんな人を見てああだこうだと言ってきました。自分でも人前で歌ったりすることで得る気づきもありました。どんなことに気をつけて歌うと良いのかを、ブログに上げていこうと思います。

僕がうまいなあと思う歌手は前出のアーティスト以外にもたくさんいます。アリサ・フランクリン、ミニー・リパートン、マライヤ・キャリー、ミーシャ、絢香いきものがかりなどの女性も好きです。他の男性ならダニー・ハサウエー、ジャミロクワイ、マルーン5、久保田利伸、秦基博などもすごいと思います。こういった歌手を好きな方ならきっと共感していただけることと思います。